さて、アガリスクコーヒーでは冨坂作品・宮本作品・合同作品の三本だてで作品を上演するわけですが、冨坂班では、脚本演出の冨坂が稽古場の様子をレポートしていきます。
もうね、アイドル達のブログ更新頻度を見てると稽古だ執筆だ言ってられないですわ!
ということで一発目。
5/19(日)に行った冨坂班の稽古一回目について。
遅くなってすいません。携帯で書き途中にアプリが落ちて心折れてました…。
一回目は今回のアガリスクコーヒーに使う台本ではなくて(まだ無いってのもあるけど)、“このパターンのコメディ”を体験してもらうべく、『アン・ハッピー・バースデイ』をやりました。いつもエクストリームシチュエーションコメディで「5人芝居を2人で」とか言ってるときの2人でやる前の元の台本です。「英国の喜劇作家ゲイ=ルーニーの」とか言ってるけどその実トミサカが書いた、シチュエーションコメディを20分に要約した芝居です。
最近、稽古の一回目にこれをやることが多いのですが、今回はモリサキさんと宮本さんが初体験でした。
モリサキさんは、このジャンル特有の“「ストレートに素直に演じればいい」とかいいつつ結局はウケるように言わなきゃいけない嘘”に手こずったりもしてましたが、なるほど、彼女はこういうタイプか、というのがわかったので収穫でした。アガリスクにはいない種類の、頭でやらないタイプの役者なので、稽古を重ねるのが楽しみ。
宮本さんは、上手かった。前述の“ウケるように言わなきゃいけない”という部分、役そのものじゃなくて、役のフリして根底ではウケる言い回しをする、って部分が相当ハマっていたので、これはもう安心できるな、と。あと、宮本さん特有の台詞の崩し方、グニャグニャさせ方が、こういったパターンっぽいコメディと相性がいい事を発見。彼がやると、いつものパターンなのに予定調和に見えないのが大収穫。
という感じで最初の稽古は終了。
さて、次は本編と直接的に関係のある稽古です。